もし私たちがなかったら何が困るのか
障がい福祉の事業所はたくさんあります。
春日部市にも宮代町にも選択肢はあります。
私たちが存在する理由は、制度をこなす関わりや施設都合による支援だけでは救えない人たちがいるからです。
利用者さんの今だけを見て、その先の人生を想像しない支援。
職員の都合が優先され、安全や効率のためともっともらしい理由で利用者の可能性が閉じられる支援。
前例がないから、大変だから、と挑戦が止まる現場。
こうした支援が続くと利用者さんの未来は広がりません。家族の不安も減りません。
そして支援する側の人間も「何か違う」という思いが膨らみ疲弊していきます。
私たちもそんな状態になりかけてしまったことがありました。
だからこそ同じ失敗を繰り返さないために今も問い続けています。
この関わりは本当に利用者さんの人生につながっているのか。
効率を捨てて線で支える道を選んだ理由
障がい福祉の事業所(法人)には、成り立ちのパターンがあります。
別事業でうまくいっている企業が福祉に参入するケースや、昔からある行政と近しい社会福祉法人、現場経験のある職員が独立して始める、などです。
それぞれに良さはありますが、私たちはそのどれとも違う成り立ちで、あまり選ばれない道を進んでいます。
ビジネスとして考えるなら、放課後等デイサービスだけ、就労B型だけとか、同じサービスだけを複数展開する方がノウハウも活かしやすく簡単です。
しかし一人の人生に真摯に向き合うなら、”一つの地域で””一人の障がい者の生活を””点ではなく線で”支える体制が必要だと考えています。
だからこそ放課後等デイサービスから生活介護や就労継続支援B型、グループホームや行動援護など複数の事業所を持ち、連携できる組織体を作りました。
利用者さんがどんな未来を生きてほしいか。
ご家族がどんな安心を求めているか。
そのために今日どんな関わりが必要か。
職員はこれを想像して取り組むことを求められます。
働き続けるための選択肢と学ぶ場
この会社で得られるのは資格や経験だけではありません。
状況を読む力や相手の感情を想像する力や、正解がない中で考え決断する力です。
これらはどんな職種でも一生使える職業人としての実力です。
教われば身につくものではありません。
悩み、迷い、失敗しながら現場で経験を積み重ねていく中で少しずつ自分のものになっていきます。
最初からできる人はいません。不器用でも素直に学ぶ気持ちがあれば私たちは支え続けます。
また複数の事業所があるからこそ、職員のキャリアにもたくさんの選択肢があります。
生活介護から就労継続支援B型へ異動したり、大人の支援から子供の支援へキャリアチェンジしたりすることが実際に起きています。
ひとつの場所で行き詰まっても、会社を辞める必要はありません。
年に一度は全事業所の職員が集まる交流会を行い、事業所間の連携を深めています。
他の施設と1日交換勤務をする他事業所体験も実施し、支援者としての視野を広げる機会を作っています。
「学べ」と言うだけでなく「実際に学ぶ機会と場がある」会社です。
自分の仕事に誇りを持つ感覚
福祉の仕事は、軽く見られたり、大変なだけの仕事だと思われることがあります。
でも実際は高い倫理観と、自分自身への問い続けが求められる仕事です。
本気で向き合うほど胸を張って誇れる仕事だと多くの職員が実感しています。
saiyou@julay11.com